MicroEngine CMSのアップグレード(バージョンアップ)手順について説明します。
※ ダウンロードページの関連するリリースノートに、アップグレードに伴う設定変更などの修正事項(要調整)がないかを確認してください。
※ バージョン1.0.0未満のBeta版からはアップグレードできません。
公開サイトのアプリケーションディレクトリをリネームします。
例:/me/admin/app を /me/admin/app_old に変更します。
新アプリケーションディレクトリをリネームします。
例:/me/admin/app_new を /me/admin/app に変更します。
備考:
アップグレード作業中のサービスへの影響について。
テンプレートの設定で配信方式が静的配信(デフォルト)の場合は、公開サイト側への影響はありません。
管理画面及び動的配信に設定されたページの場合は、手順4で2つのディレクトリをリネームする作業の間(おそらく数秒程度)のみサービスを利用できません。
アプリケーションディレクトリ差し替え後に、「エラー番号:2」が表示された場合はアップグレードスクリプトを実行します。
アップグレードスクリプトを実行するためには次のパスを開きます。
http://ホスト名/me/admin/index.php/Upgrade/index
※MicroEngine CMSのインストール位置は環境によって異なります。index.phpの後に/Upgrade/indexを入力することでアップグレードスクリプトにアクセスできます。
アップグレードスクリプトにアクセスすると、次の画面が表示されます。
この画面で「アップグレードを実行する」ボタンをクリックすると、アップグレード処理が実行されます。
※アップグレード処理実行中はブラウザを閉じないでください。
アップグレード処理が完了すると画面下部が次のように表示されます。
「アップグレード処理完了」が表示されると、アップグレードスクリプトの実行は完了しています。管理画面に戻って動作確認をしてください。
MicroEngine CMSの製品バージョンとは別に、内部のデータ構造(DBやファイル構成)を表すスキーマバージョンという番号を持っています。
スキーマバージョンが変更された場合のみ、アップグレードスクリプトの実行が必要になります。
製品バージョン | スキーマバージョン |
---|---|
1.0.0 | 1 |
1.0.1 | 1 |
1.1.0 | 2 |
1.1.1 | 2 |
1.1.2 | 2 |
1.1.3 | 2 |
1.2.0 | 3 |
1.2.1 | 3 |
1.2.2 | 4 |
1.2.3 | 4 |
1.3.0 | 5 |
1.3.1 | 5 |
1.3.2 | 5 |
1.3.3 | 5 |
1.3.4 | 5 |
1.3.5 | 5 |
1.4.0 | 6 |
本番環境でのアップグレード作業の前に、あらかじめ別の環境でアップグレード作業について検証しておくこともできます。
公開サイトのバックアップを元に、別の環境でMicroEngine CMSを動かします。
環境を変更する場合は、設定ファイル(me/admin/data/config/user_config.ini)のドキュメントルート項目を再設定します。
別の環境でMicroEngine CMSを動かせれば、アップグレード手順は上記と同じ流れです。