はじめに

MicroEngine CMSのアップグレード(バージョンアップ)手順について説明します。

ダウンロードページの関連するリリースノートで、アップグレードに伴う修正事項などを確認してください。

注意事項:

  • MicroEngine CMS 1系(1.x.x)から2系(2.x.x)へのアップグレードには対応しておりません。
  • MicroEngine CMS 2.0.0 ベータ版・リリース候補版はアップグレードには対応しておりません。

アップグレード作業のポイント

  • 関連するバージョンのリリースノートに、アップグレードに伴う設定変更などの修正事項(要調整)がないかを確認します。
  • 基本的には、新バージョンのアーカイブファイルを展開して、いくつかのディレクトリ・ファイル差し替えるとアップグレードは完了します。 この処理は unzip.php を使うことで自動的におこなわれます。
  • MicroEngine CMSのスキーマバージョン(DBやファイル構成)が更新された場合は、別途アップグレードスクリプトを実行する必要があります。
    スキーマバージョンは、下記のスキーマバージョン一覧をご確認ください。

アップグレード作業の流れ

  1. バックアップを作成する
    管理画面のシステムメニューのバックアップ機能を使い、コンテンツ(ユーザーデータ)のバックアップを作成します。
    作成したバックアップのファイル名をクリックして、バックアップファイルをダウンロードしておきます。
  2. 新パッケージを展開する
    新パッケージファイル(例:mecms-2.0.1.zip)を展開します。
    展開されたファイルの中の unzip.php と public.zip をWebサーバーのドキュメントルートにアップロードします。
    ※ 新パッケージが対応しているPHPのバージョンが新しい場合には、新パッケージを展開する前にWebサーバーのPHPのバージョンを対応しているバージョンに切り替えてください。
    新規インストール時と同様にWebサーバー上の unzip.php にアクセスします。
    (例: https://example.com/unzip.php )
    unzip.php にアクセスすると、新パッケージのファイルの展開とプログラムファイルの置き換えが行われます。
    ユーザーデータを除く次のディレクトリ・ファイルが置き換えられます。
    • index.php
    • system/microengine/
    • system/vendor/
    • system/composer.json
    • system/composer.lock
    • themes/admin/
    • themes/cms/
    • themes/core/
    • themes/install/
    • themes/sample/
  3. 動作確認
    管理画面にログインして動作を確認します。
    MicroEngine CMSのスキーマバージョンが更新されている場合は、以下のメンテナンス画面が表示されます。
    メンテナンス画面
    この画面が表示された場合は、アップグレードスクリプトの実行を行ってください。
  4. 新パッケージファイルを削除する
    新パッケージを展開するためにサーバーにアップロードした unzip.php と public.zip を削除します。
    ※ アップグレード後に unzip.php にアクセスしても再度ファイルは展開されない仕組みになっていますが、不要なファイルですので削除しておいてください。

アップグレードスクリプトの実行

新パッケージのファイルに差し替えた後に、メンテナンス画面が表示された場合はアップグレードスクリプトを実行します。
アップグレードスクリプトを実行するためには次のパスを開きます。
例:https://example.com/admin/upgrade
アップグレードスクリプトにアクセスすると、次の画面が表示されます。

アップグレード画面

この画面で「アップグレードを実行する」ボタンをクリックすると、アップグレード処理が実行されます。
※アップグレード処理実行中はブラウザを閉じないでください。

アップグレード処理が完了すると、次の画面が表示されます。

アップグレード完了画面

管理画面に戻って動作確認をしてください。

注意事項
  • 管理画面にログインしていなくても、アップグレードスクリプトを実行することができます。

スキーマバージョン一覧

MicroEngine CMSの製品バージョンとは別に、内部のデータ構造(DBやファイル構成)を表すスキーマバージョンという番号を持っています。
スキーマバージョンが変更された場合のみ、アップグレードスクリプトの実行が必要になります。

スキーマバージョン製品バージョン
12.0.0以降