標準フィールド

ページ・コレクション・カレンダーコンテンツは、名前や日付などあらかじめ用意された標準フィールドを持っています。

標準フィールドはあらかじめ用意されたカスタムフィールドのことではありません。 標準フィールドはフィールド毎にデータベーステーブルにカラムを持ちます。 カスタムフィールドはあらかじめ用意されたものも、独自に追加したものも fields という一つのカラムに格納される点が異なります。

コンテンツ毎の標準フィールドを以下に示します。

ページ
フィールド名 ラベル
name 名前
date 日付
visibility 公開設定
published_at 公開開始日時
closed_at 公開終了日時
display_order 表示順
category_id カテゴリ
filename ファイル名
template テンプレート
コレクション
フィールド名 ラベル
name 名前
date 日付
visibility 公開設定
published_at 公開開始日時
closed_at 公開終了日時
display_order 表示順
カレンダー
フィールド名 ラベル
name 名前
date 日付
visibility 公開設定
published_at 公開開始日時
closed_at 公開終了日時

標準フィールドのカスタマイズ

標準フィールドはコンテンツ編集画面で非表示にしたり、ラベルを変更したり、初期値を設定するなどの調整を行うことができます。 たとえば、イベントを管理するコレクションでは「日付」標準フィールドのラベルを「開催日」に変更するという活用方法があります。 あるいは、日付情報が不要なページコンテンツでは「日付」標準フィールドを非表示にすることができます。

標準フィールドをカスタマイズしたい場合は、各コンテンツ設定ファイル(pages.php, collections.php, calendars.php)のinputs 項目で設定します。
日付標準フィールドを編集画面で非表示にする例:

    'home' => [
        // 省略
        'inputs' => [
            'date' => [
                'hidden' => 1,
            ],
        ],
    ],

inputs 項目に日付フィールド名の date を指定して hidden に 1 を指定しています。


日付標準フィールドを日付(年月日)だけでなく、時間(時分秒)を入力できるようにする例:

    'home' => [
        // 省略
        'inputs' => [
            'date' => [
                'date_picker' => 'datetime',
            ],
        ],
    ],

inputs 項目に日付フィールド名の date を指定して date_picker に datetime を指定しています。

日付標準フィールドの表示ラベルを開催日に変更して、必須項目に指定する例:

    'event' => [
        // 省略
        'inputs' => [
            'date' => [
                'label' => '開催日',
                'rule' => 'required',
                'required_label' => 1,
            ],
        ],
    ],

ファイル名にデフォルト値を指定する例:

    'info_article' => [
        // 省略
        'inputs' => [
            'filename' => [
                'value' => 'item',
            ],
        ],
    ],

ページコンテンツのファイル名( filename)のvalueを設定すると、ページコンテンツを新規作成する際に、ファイル名の初期値としてその設定値が指定されます。 ページコンテンツ設定に dir が指定されている場合は、そのカテゴリ内でユニークなファイル名になるように item_1 というようにアンダースコアに数字を付けたファイル名が初期値として用意されます。